独学中小企業診断士 期待効用仮説
危機回避的な人の効用関数のグラフ→今の所得を基準にある量の所得を得られることによる効用の上昇幅<同じ量の所得を失う効用の減少幅
得られる喜びよりも失う怖さの方が大きい人。
危険愛好的な人の効用関数のグラフ→今の所得を基準にある量の所得を得られることによる効用の上昇幅>同じ量の所得を失う効用の減少幅
得られる喜びの方が失う怖さのよりも大きい人。
経済学では基本的に危険回避的な人を想定している。
限界効用→効用関数の接線の傾き。
危険回避的な人は限界効用が逓減。
危険愛好的な人は限界効用が逓増。
つまり、危険回避的な人は所得が低い状態で所得が増えると喜びが大きいが、上がっていくにつれて喜びが小さくなる。
危険愛好的な人は所得が低い状態で所得が増えても喜びが小さいが、上がっていくにつれ喜びが大きくなる。
リスクプレミアム→危険回避的な人が不確実な状況の時に、確実に所得を得るために支払う理論上の期待値からの目減り分。
リスクプレミアムの計算
①理論上の所得の期待値を求める。
②期待効用を求める。
③確実性等価を求める。
④理論上の期待値−確実性等価=リスクプレミアム
危険回避的な人の場合
理論上の期待値>確実性等価となる。つまり、リスクプレミアムは正になる。